外出自粛で保護猫危機!新型コロナ野良猫へ最大の影響は●●


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★猫好きなら見過ごせない!保護猫活動が大ピンチ
外出自粛で保護猫危機!新型コロナ野良猫へ最大の影響は●●

その愛くるしさで人間を魅了し、ペットとして人気の高い猫。一方で、野良猫、捨て猫、多くの猫を飼いすぎて世話ができなくなる多頭飼育崩壊でサポートが必要な猫たちがいます。

そんな猫たちを保護し、地域との共生を促したり、新しい家族を見つけたりしている保護猫団体の活動が、今、新型コロナウイルスの影響によりピンチに追い込まれています。

保護猫を家族に迎え、日々幸せを感じている筆者としては、この問題は聞き捨てなりません。
猫好きなら、猫が悲しい思いをするのを見過ごせないはず。

保護猫団体はどんな活動をしているのか、今何に困っているのか、そして私たちにどんな支援ができるのかについてご紹介します。

1.保護猫団体の活動は猫の殺処分ゼロにつながる
2.保護猫団体が直面している問題
3.猫たちを救うため私たちができること


◆保護猫団体の活動は猫の殺処分ゼロにつながる
○保護猫団体の活動内容
保護猫団体は、そのままだと殺処分されてしまう猫たちを保護し、ワクチン接種や避妊去勢手術を施します。その後、TNR活動として再び地域へもどしたり、譲渡会を開いて里親を見つけたりしています。

<TNRとは?>
猫が安心安全に暮らせるよう里親が見つかることが理想ですが、不幸になる猫がこれ以上増えないようにすることも大切です。その方法として、TNR(Trap捕獲、Neuter不妊、Return戻す)と呼ばれる取り組みがあります。

野良猫の中には、耳の先がカットされていて、桜の花びらのようになっている「さくらねこ」がいます。それは不妊手術を受けたので子猫を増やすことがないという証。地域の方たちの理解のもと、もといた場所に戻された猫たちは、ボランティアによって術後の経過観察や、餌やり・後片付けがなされています。

○殺処分ゼロに貢献
保護猫団体がお世話しているのは、地域の方たちがつかまえた野良猫のほか、動物愛護センターや保健所からやってきた猫たちです。

「○○県は犬猫の殺処分ゼロを達成しました」という話を耳にすることがありますが、これは自治体の努力に加え、殺処分されるところだったワンちゃん、ネコちゃんたちを引き取った、保護団体のがんばりの現れなのです。

○保護猫団体の懐事情
保護された猫たちには、ご飯や清潔な居場所をはじめ、ワクチン接種や避妊去勢手術にお金がかかります。もし病気の猫がいれば、通院代と薬代だって必要になってきます。

一般社団法人ペットフード協会による「令和元年 全国犬猫飼育実態調査」によると、一頭飼いの場合のひと月当たりの出費は、ご飯代だけでも約3,000円。たくさんの猫を保護すればするほど、お金がかかってきます。

猫たちを世話するために必要な資金はどこからきているのでしょうか。多くの団体が資金に余裕のないなか、猫カフェを運営することによる収益、イベントを通じたグッズ販売の売り上げ、一般の方たちからの寄付金、場合によっては自治体などからの助成金、そしてポケットマネーをやりくりしています。


◆保護猫団体が直面している問題
○譲渡会が開けない
今や外出はなるべく控え、大勢の人が集まることも歓迎されないとき。猫の新しい家族を見つける譲渡会は、人が集まる場所です。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、現在は多くの団体が譲渡会の開催を中止しています。

猫カフェの経営状況が厳しい
猫カフェは、猫と触れ合い、猫について学び、時には家族になる猫と出会う場です。密室空間なので、臨時休業や営業時間の短縮、お店に入れる人数を制限しているところが増えています。

○イベントが開催できない
人が集まるほとんどのイベントで、開催が断念されています。

○今の状況が続くとどうなる?
今いる猫たちの里親が見つからず、保護猫団体の収入が止まってしまうとどうなるでしょうか?


保護施設で猫が定員オーバー、
今いる猫の世話を十分にすることができない

新しい猫を受け入れられない

野良猫が増える、
TNRできない、
殺処分される猫が増える・・・という可能性が高まります。


◆猫たちを救うため私たちができること
猫たちに悲しい未来がやってくる状況を、みすみすそのままにしておくことはできないですよね。

保護猫団体の中には、困難を乗り越えるため新しい取り組みを始めたところがあり、私たちはそれをとても簡単に応援することができます。他にも、楽しみながらできることがたくさんあります。

○「バーチャル譲渡会」・「オンライン譲渡会」を見てみよう
YouTubeを使って、動画で新しい家族を待つ猫や犬たちを紹介する取り組みがはじまっています。

登場するそれぞれの性格や特徴、生い立ちが、5~7分程の動画で紹介されていて、スキマ時間に見ることのできる長さです。里親になりたい方は、保護団体に連絡をして会いにいくことができます。

YouTubeで譲渡会の動画を見て、チャンネルを登録し、「いいね」をつけることは、とても簡単ですが立派な支援です。いつも見ている動画のついでに見ることもできますね。

猫の動画を見るだけで、イライラが減るという嬉しい研究結果もあるとか。つまり、譲渡会の動画を見ることはストレス解消につながり、支援にもなるということです。

○保護猫を家族に迎えてハッピーに
前々から猫を飼いたいと思っていたなら、今こそ実行に移すときです。

猫の里親になることは、保護団体、猫、そして受け入れ先の家族みんなが幸せになる選択です。

猫が人にもたらす癒し効果、免疫力アップといった健康効果はよく知られるところ。特に家に閉じこもりがちですが、ペットがいることで規則的な生活を送れるようになりますし、ストレス解消に一役買うことは間違いないのではないでしょうか。

オーストラリアやアメリカでは、外出制限をきっかけに、保護された猫や犬の里親希望が急増したという話もあるほどです。人はコミュニケーションが必要な生き物。今だけでなく、今後の人生においても寄り添ってくれるペットは最高の存在となるでしょう。

○利用者が増えているクラウドファンディングに参加しよう
クラウドファンディングは、その手軽さと人に広まるスピードの速さで利用する人たちが増えている資金調達の方法です。

インターネット上で達成したいことを伝え、それを見て「応援したい!」と思った大勢の人たちから少しずつお金をもらうようになっています。

「CAMPFIRE」や「READYFOR」、「GoodMorning」といったクラウドファンディングのサイトには「新型コロナウイルスに負けたくない!」と厳しい状況を訴え資金を募っている団体が現れています。

「猫は飼えないけれど、何かしたいな」と思ったら、クラウドファンディングを通じてスマートに支援してみてはどうでしょうか?

○寄付をしてみよう
お金は、必要なものへと形を変えて、効果的に活動をサポートします。

近年、地震や大雨による災害が多発したことで私たちの身近になった寄付も、とても喜ばれる支援の形です。寄付先の団体によっては、確定申告で税制優遇を受けることができるケースがありますので、事前に確認してみましょう。

○猫グッズを買ってみよう
グッズ購入も喜ばれる応援方法です。

イベントや店舗で販売ができなくなった代わりに、新たにオンラインショップでのグッズ販売をはじめる団体や、ニーズの高いマスクを手作りして資金を得ようとしている団体が出てきています。

特にマスクは今の必須アイテムなので、猫の支援になるのなら一石二鳥。自分または愛猫へのご褒美に、猫好きなお友達のプレゼントとしてグッズを購入するのもいいですね。

○今一緒にいる猫を大切にする
そもそも、野良猫や飼育放棄される猫がいなくなれば保護猫団体は必要なくなります。

飼い主しか頼ることのできない動物の命を、最後まで責任をもって大切にすることも私たちができることだと思います。

◆さいごに
保護猫団体の活動が猫たちにとって、社会にとってどれだけ大切なのかをお分かりいただけたかと思います。

私たちが家に閉じこもっている間に、悲しい結末を迎える猫をこれ以上増やしたくない、と少しでも思ったら、まずはYouTubeで譲渡会の動画を見ることからはじめてみませんか?

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